変化
2009/06/17(Wed)
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多忙が続き、ブログを1ヵ月以上も更新できず・・・。
季節は、もう梅雨入りを迎えました。

アースサポーター(地球温暖化防止推進員)さんの研修、高齢者施設の新人職員研修、福井市環境パートナーシップ会議によるエコカレッジなどなど、ワークショップ形式の講座が続きました。

いくつかの講座では、講座に参加する前と後で、どのように参加者の意識が変化するのかを調べています。

心理評価尺度を用いて、独自に作成したシティズンシップ力を分析する調査項目に従って、講座の前と後で、どのように変化したかを分析していきます。

視点は、内面的アプローチと社会的アプローチの大きく2つあり、自己受容、自尊心、自己肯定感、他者との交流、社会貢献など、様々な要素を調べます。

また、52の美徳を用いて、自分の得意な美徳、苦手な美徳を意識し、それらが講座の前と後で、どのように変化するかをあわせて調べます。

一人一人、成果は実に様々で感動しますが、皆さん見事に変化していかれます。特に、最初、緊張していて、自信がない、自己主張できないと感じていた方が、講座が終わる頃には、自分の意見を持ち、他者と積極的に交流していくことの楽しさ、意義などを感じ、自分の社会的な役割を認識していく。

また、ごく少数ですが、自己評価が下がる方がいらっしゃいます。仮説として考えられるのは、講座を通して、1.自己評価が謙虚になった、2.自分の弱点を客観的に見ることができた、3.自分の能力を十分に発揮できなかった、4.その他。こうした分析も、今後の講座のあり方に大いに参考になります。

ワークショップを通して、主体的市民として生きる「シティズンシップ力」を磨いていく。そのためには、一人一人の自己に対して、心理学的教育学的なアプローチはとても重要だと感じています
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寄り添うあり方
2009/05/12(Tue)
昨年に引き続き、今年も、高齢者施設の新人職員研修を担当させていただきます。ヴァーチューズの視点とスキルを織り交ぜながら行います。

今日、その打ち合わせにて、昨年度の研修に参加された職員の方が、その後、どのように変化したかを物語るエピソードを聞かせていただきました。

Aさんは、ちょうど研修に参加する前に、ある出来事があったそうです。その直後に研修に参加し、意識に変化が生まれ、入所者の皆さんに日々寄り添って過ごされているとのこと。

彼は、ちょうど夜勤だった晩、一人の入所者を看取りました。家族に代わってその高齢のおじいちゃんの足をさすり続けていたそうです。息が遠のき、血がめぐらなくなって、チアノーゼが表れても、彼が一生懸命さすると、また血がめぐり、呼吸が戻ってくる。

そんなふうに、最期までずっとそばに寄り添いました。おじいちゃんのご家族は、ぜひもう一度、あの職員さんに会ってお礼が言いたいとおっしゃっているとのこと。

私も話をうかがいながら、深い感動を覚えました。ヴァーチューズ・プロジェクトの研修が小さなきっかけとなり、本当にうれしく、ありがたいです。


高齢者施設の現場では、認知症の方も多く、心からの寄り添いがとても大切です。認知症の方ほど、そうした寄り添いをしてくれる職員さんに心を許し、信頼しています。

また、逆に、そうした入所者の方々の穏やかな笑顔や言葉かけに職員が元気づけられることもしばしばだそうです。

介護の現場は苦労もたくさんあるけれど、こんな感動や喜びを味わえて、介護職はやめられません、とお話してくださいました。

以前ブログに、脳科学者テイラー博士が、脳梗塞で左脳の言語中枢にダメージを受け、その代わりに、右脳の感覚が研ぎ澄まされ、理屈や知性だけでは味わえない「生きている喜び」を感じることができたお話を書きました。

何か通じるものを感じます。

福祉の現場は、人と人とのかかわりあいが本当に大きな意味を持っています。

人生の中で、自分がこの仕事にどう向き合っていけるのかを感じ、考えられるよう、研修に期待をもって下さっています。


人格といのちの尊厳を基本にすえて、心に寄り添うあり方。
今年の研修では、どのような出会い、気づき、学びがあるのでしょう。
本当に楽しみです。


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高須山の頂上に咲いていた、日本のたんぽぽ。
都市化の影響で生態系が変わり、平地ではめっきり見られなくなりました。





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ファシリテーター養成講座
2009/04/24(Fri)
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子育てサークル「ぽぽぽの会(代表:古石暁子さん)」主催のファシリテーター養成講座でした。ぽぽぽの会が定期的に開催している「お産の体験を語る会」の皆さんが、ファシリテーター力を身につけていくための研修です。

今日の講師は坂本均さんで、次回を担当する私も同席してきました。坂本さんのファシリテーションは、いつも最初から、安心感がパっと広がります。謙虚さと、ご自身が喜んで場に臨んでいる、という姿勢が伝わってくるからではないかなと感じています。そして、ファシリテーターとして、とっても重要な要素、「無邪気さ」がいっぱい感じられます。

主催の古石さんは、これまでお産の体験を語る会で、ファシリテーターをされてきました。参加者ひとりひとりのお産の体験を受け止め、心によりそい、真摯に向き合ってこられました。

さて、今日は、ファシリテーターとは何か、どういう心得が必要か、WSの進め方などについてレクチュアや実際のデモンストレーションがありました。

テーマは、「夫とのコミュニケーション!」 ゆったり流れる時間の中、参加者がそれぞれに語るお話から、へえ〜、なるほど〜という静かな共感と笑い。お互いが気づき、学び、明日への一歩を踏み出せそうな感じでした。

ファシリテーターはティーチャーではなく、お互いに学ぶ場をつくっていく人。そんな意味で、坂本さんの適切な投げかけによって、和やかな場が生まれたと思います。

次回は、私が実際にファシリテーターのデモンストレーションをします。テーマは、お産の体験です。お産は、ひとそれぞれみな違った体験であり、それぞれに深い想いがあります。辛かったこと、苦しかったこと、乗り越えてきたこと、喜び、感動、いろいろです。

参加者ひとりひとりに寄り添いながら、全体の学びの場にしていくために、ファシリテーション技術をできるだけ伝授していけたらいいなと考えています。
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友好
2009/04/19(Sun)
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山を歩いてきました。妖精のようなイカリソウの花の群生がとてもきれいでした。
↓これは、ぎりぎり見ることができたカタクリの花。すみれも、もちろん大好きです。

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同じ自然の中で、山を登るという志を同じくしている(ちょっと大げさ!)親近感からでしょうか。小学生の子も自分から挨拶してくれました。一人で山歩きに来ていた中学生くらいの男の子も。もちろん大人も。。。

「友好」の美徳がたくさん行き交い、和やかな瞬間です。
人は、自然に包まれていると、心が通じ合いやすくなるのでしょう。

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しかし、どうでしょう。平野に降りてくると、とたんに、挨拶がなくなります。普通に道を歩いていて誰かとすれ違っても、知らない人なら、挨拶はしません。知っている人でも、表情をまったく変えず、硬いままの人もいます。こちらが笑顔でも・・・。

もちろん、行き交う人々全てに笑顔で挨拶していたら、不気味です。しかし、身近な場所や何か接点がありそうなところでの出会いなら・・・

現在、シティズンシップ研究の一環で、心理評価尺度を整理しています。その中に、たとえばこんな評価尺度があります。5段階で、どの程度あてはまるかを調べます。

・初対面の人とでも、すぐに親しくなれる。
・他者との関わりを大事にする。
・あまり人と親密な関係になりたいとは思わない。
・人と心が通い合った時の喜びは、言葉では言い尽くせない。

これらを考えていくと、シティズンシップの大切な要素の1つに、「友好」の美徳があげられますね。このことを感じた一日でした。

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VP6回シリーズ始まりました
2009/04/13(Mon)
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庭のしだれ桜が満開。


昨日は、石川セミナーの第1回目でした。(VPの石川講座は初の試みでした)
定員いっぱい30名の方々とファシリテーター6名とで、3時間の楽しいひとときを過ごしました。

毎回が新たな気持ちで、新しい試みなども取り入れながら、スタッフいちどう心をこめて皆さんと共有する場をつくっています。

今回、特に楽しみだったのは、これまでにも増して、参加者主体のワークを取り入れたことです。

これまでも、基本的レクチュアの後、皆さんといろいろなワークをしてきました。また、日常の問題の場面を想定したスキットというちょっとした劇を見ていただきながら、実際の場面をイメージしたり。

今回はさらに、スキットの後に、問題解決のためのアイデアを皆さんで考えていただき、そのアイデアをもとに、ロールプレイで演じていただきました。

こうすることで、問題解決の答えを先に与えられるのではなく、自分で考えようとする力が育まれます。そして、演じてみることで、その有効性を試してみることができます。

これまで私が長年試みてきた様々なまちづくりのワークショップは、地域の問題や悩みから出発し、それらを解決するための方法を自分たちで考えるというアプローチでしたので、今回の方法は、私にとって、とても自然でした。

そして、参加者の皆さんのにぎやかに、楽しそうにアイデアを出し合っている様子を拝見し、こうしたアプローチがとても大切であることを改めて確信したのです。

シティズンシップ力。

実に多彩なアイデア。抜群の演技力で場を和ましてくださいます。
みんなで場をつくっていく感じがあふれてきます。


フィンランド教育がすぐれている点も、ここにあります。答えを先に示すのではなく、自分の意見をまず見つけ、表現する力を育む。答えは決してひとつではありません。いろいろな見方、感じ方があるのです。それらを共有することの楽しさ、幸せ感。

今週末は、福井での6回シリーズがスタートします。福井会場は、すでにヴァーチューズを学んでいらっしゃる方々も多く参加されますので、さらに、深く掘り下げた内容にできればと、楽しみにしています。
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